警察犬訓練士の仕事

警察犬訓練士とは、どのような仕事なのでしょうか?まず、警察犬には2種類あるということをご存知でしょうか?直轄犬と嘱託犬の二種類といいます。直轄犬は警察が所有している警察犬のことで、嘱託犬は警察ではなく民間で訓練されているものを指します。警察では現在、毎年嘱託犬の審査会を実施しており、これをパスした犬が嘱託警察犬として登録されることになります。
警察犬訓練士によって訓練を受けた特殊な訓練を受けた犬だけがなれるというわけではなく、家庭で飼われている犬であってもこの審査会で合格すれば警察犬になれるわけです。


警察犬

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警察犬訓練士の就職先

警察犬訓練士は、警察の要請に応じて出動する嘱託犬を訓練する人のことを指します。逆に警察に所属する直轄犬を扱う警察犬訓練士は「直轄警察犬訓練士」と呼ばれ、警察に所属するために警察官の採用試験に合格する必要があります。さらに、警察官採用試験に合格したとしても、警察犬訓練士として配属されるかどうかがわからないため、確率としてはかなり低いと考えた方が無難でしょう。
警察犬訓練士になりたいという場合は、通常民間の嘱託警察犬訓練士を目指すことになります。警察犬訓練士は大きく6つに分けることが出来ます。それぞれ「家庭犬」「警察犬」「盲導犬」「介助犬」「麻薬探知犬」「災害救助犬」となり、訓練技術や就職先は異なります。さらに、「盲導犬育成団体」「聴導犬育成団体」「介助犬育成団体」「災害犬育成団体」と所属する団体も異なります。

警察犬訓練士の資格や養成学校・見習い

警察犬訓練士になるための国家資格は存在しませんが、「JKC公認訓練士」「NPD公認訓練士」「JSV公認訓練士」のいずれかの資格を取得することが一般的です。さらに、訓練技術を取得するには訓練所で修行するか、訓練士養成学校へ通う必要があります。
また、訓練所で修行する場合は通常5年〜6年の見習い期間が必要とされます。養成学校へ通った場合でも、二年間では技術・知識共に足りないようで、卒業後に訓練所に入所するのが一般的になっています。結局訓練所に通う方が近道といえますが、それでも5年〜6年かかるため、近道と言い難い状況ではあります。

警察犬訓練士の給料

警察犬訓練士の給料は、高いとはとても言えません。食費などを除いて1万円ていどの所や、上限8万というところが相場のようですが、無給というところもあり、相当の覚悟がないと続けていくことは難しいでしょう。
警察犬訓練士は、やりがいもあり世の中の役に立つ非常に重要な仕事でもあります。ただしなるためには厳しい修行が待っていますので、志を高く持つことが最も重要だと言えるでしょう。

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